コンクール審査✏️



はじめてクラコンの審査に携わらせていただきました。

今回は8月末の予選ということで、幼い子から受験生まで、それぞれの夏休みの集大成という感じ。

秋以降のコンクールの課題曲を弾いている子もいて、一生懸命な姿を見て、受ける側だった頃の気持ちを思い出しながら聴かせてもらいました。


このような立場で聴くことで、レッスンで求めることの優先順位を考えさせられ、私にとっても大変勉強になりました。

まだ場慣れしていない小さなお子さんは、座るや否や弾き始めてしまう子が多く、焦ってうまく曲に導入できない様子が多々ありました。
「心の中でワンフレーズうたってから始めよう」とか「お膝で一回弾いてから」とか。
一音目を奏でるまでのその子に(その曲に)合ったルーティンをレッスンでつくってあげることが大切だと思いました。


小学校高学年〜中学生くらいになると選曲の難しさを感じます。
足台も要らなくなり、手もオクターブ届くようになって『憧れの曲にいざ挑戦‼︎』という気持ち、よく分かります。
本人の希望も叶えつつ、やる気も保ちつつ。『指が弾きこなせたら出来上がりではなく、作曲家や時代背景、曲の内面性やストーリーを表現できること』『弾きながら誰よりも自分の音が聴けること』の美しさを知ってもらい、相応しい選曲を勧めるのも指導者にとって重要な役割りだと感じました。
音楽の道を志す中高生に対しては、音の美しさと時代(スタイル)によって弾き分ける力を養って、さらなる成長を期待したいです✨


これらをまた日々のレッスンに還元していけたらと思います😊🎹


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